北海道
この旅行、本当は海外へ行く予定だったのだが、ひょんとした思い付きから北海道に変更になった(すごい変わりよう)。さて、朝、快速に乗って毎度お世話になっている南草津を出発。京都へ。最も乗り慣れている区間なので、楽しめることは特になし。ただ一路京都を目指す。そして京都でしばし待つと、乗車する関空特急はるかがやってきた。
乗車した関空特急はるか関西空港行き
京都を出てもスピードは全然出ない。向日町くらいまで来たくらいだろうか、やっとまともに加速する。スタートの遅さに若干イライラしたが、快適なのでよしとしよう。実は今回はるかに乗った目的は、未乗だった梅田貨物線を通りたいということもあったから。梅田貨物線は単線で、大阪の町を一部は地上を通り新大阪から福島(ただ、貨物線を抜けて最初に見えた駅は野田)まで低速で走る。ただの都会線とは一風違った雰囲気があり、車窓に釘付けになってしまった。その後、見慣れた大阪環状線を抜け、天王寺から阪和線へ。前も乗ったことがあるのだが、改めて乗ると、気のせいか、大阪環状線と同じかそれより短いくらい駅間が短い。まあ、高架から降りれば、少しましになったが。このはるかは阪和線の駅を完全無視するので、しばらくすると関西空港線に入り、橋を渡る。景色は最高。さて、関空に到着。ここで搭乗手続き等にかなりの時間をかけ、飛行機に搭乗したのは関空駅に着いて2時間半くらい後だったと思う。関空を飛び立ち、しばらくは久しぶりの飛行機と景色に興奮するが、そのうち航路図を見ながら「これは飛騨山脈かな?」「これは津軽海峡かな?」と、下の景色や時間で現在地を確認したりした。時速800`ほどでぶっ飛ばす飛行機はさすがに速く、もうすぐ2時間というところで千歳周辺の原野が見えてくる。ほどなくして新千歳空港に着陸。ここが北海道か…。噂には聞いていたがまさか本当にこんなに家がない所とは…。空港をレンタカーで出発しても高速から苫小牧市街を見かけるまで、人家は見つからなかった。道が広いだけに、非常に驚いた。あ、レンタカーなのは、親がそうしないとまともに行動できないと言って聞かないので、嫌々乗った。ちなみに、途中、石勝線をまたいだ時、特急を見かけたが、何かはさすがにわからなかった…。まず、ウトナイ湖を訪問。ラムサール条約(だったと思う)に登録されているが、時期が時期なので、北海道的な雰囲気以外特になく、すぐに高速に乗り、本日の目的地、登別を目指す。しばらく高速から太平洋を眺めているくらいしかできず、味気ないにもほどがある。車の旅はこれだから嫌だ。さて、登別の温泉街に近づくにつれ、車の中にも硫黄の臭いが少しずつするようになってくる。しばらく走ると、久しぶりに町を見つける。登別温泉の町だ。まず思った。硫黄臭い。実際それまで僕は温泉街に行ったことがなかったので、そう感じるのも当然である(と思う)。しばらく宿を探し、その宿に入る。温泉旅館の割にきれいで、僕が最も好む和室(温泉旅館なら当然か)だった。その後、少し歩いて地獄谷を見に行った。まさに文字通り地獄。強烈な硫黄の臭いと、白色で湯気まで出ている川がそれを表す。自然の神秘とは不思議なものだ。さて、その後、おいしい夕食を頂き、待望の温泉へ。あ〜気持ちいい。旅の疲れを癒してくれた。さて、翌朝、登別を出発し、オロフレ山を越え(3月なのに見るからに50aを越えている積雪には正直、驚いた)、洞爺へ。現地のラーメン屋で昼食をとり、店のおじちゃんおばちゃんに火山博物館(だったと思う)の情報をもらう。もちろん訪れ、勉強させて頂いた。そして、今も煙があがる昭和新山、有珠山大噴火の爪痕などを見学。そして函館を目指す。はずなのだがここは僕、北海道のローカル列車に乗りたい!(←ただの馬鹿)かつての予定では洞爺から函館まで乗る予定だったのが、時間の厳しさから結局長万部始発の列車を追い抜いて大沼から乗ることに(←強引以外のなんでもない)。しかし、果たして間に合うのか。噴火湾沿いを味気ない高速で一路函館方面へ。全ては僕のわがままのため(結果的に失ったものも大きい気がするが)。いつかは列車で再訪することを誓い、今はひたすら函館を目指す。途中、森でおやつにいかめしを食べる。そして発車時刻5分前にすべりこみ到着(←無茶しすぎ)。
反対ホームに停車していたキハ40系気動車
ほどなくして函館行きの単行キハ40形気動車が汽笛を鳴らしゆっくりと入線してきた。すぐに乗り込み、席を確保しようとする。しかし、車内は意外と混んでおり、なんとか窓際に座れたものの、危うく座れないところだった。心地よいディーゼルエンジンを聞きながら、函館まで30分強ほどの道のりとはいえ、フルに楽しもうとする。途中、渡島大野では新幹線ホーム用のスペースか、やけに広い広場があった。果たして本当に開通するのだろうか。さて、七飯を過ぎると、それまでの山地から平野に出、少しずつ家が目立ちだす。そして、五稜郭。ついにあと1駅で函館に着いてしまう。五稜郭にはトワイライトのスイッチバックにでも使うのか、やけに長いホームがあった。さて、五稜郭を出るともはや車窓は普通の町。ほどなくして函館に到着。周りを見渡すと、白鳥と北斗が停まっているではないか。何も考えず、すぐ撮影。
乗車したキハ40系気動車
特急白鳥八戸行き
特急北斗キハ183系
さて、駅前のホテルで家族と再合流し、まぐろづくしを頂いた後、函館山に夜景を見に行く。ロープウェイが上がっていくにつれ、美しい夜景が目の前に広がる。もやがかかっていたのが残念だが、しっかりと世界三大夜景の1つを堪能。さて、寝ましょう。ホテルに戻り、すぐに寝る。…翌日。朝は函館朝市で海鮮丼を頂き、函館港(だと思う)で競りを見学。業界用語がわんさか出てきて、はっきり言って話している内容が分からなかった…。さて、次は五稜郭へ。まず、五稜郭タワーから五稜郭の全景を見下ろし、次に中に入る。雰囲気は意外と膳所公園に若干似ていたような気がする。そして、函館を後にし、大沼公園に立ち寄る。国定公園(だったっけ?)なので、湖(いや、沼?)に小さな島(?)がたくさん浮かんでいる様はさすがに自然の神秘を感じさせた。大沼公園を出ると、本日は残りの一日をまるごとかけて小樽への移動となる。途中、行きにろくに見られなかった噴火湾をじっくりと眺める。ただ、本数の少なさのせいか、並行している函館線には1度も列車を見ていない(確か)。森…八雲…長万部と町を少しずつ通過していく。長万部からはニセコ、倶知安経由の函館線であれば「山線」にあたる所(列車に乗りたい!)をひたすら北上する。途中ニセコ牛乳プリンを食べたニセコでは疲れのせいで体が動かなかった。そしてそのまま小樽へ向かう。距離はしれているが、とどめのこれはかなりしんどい。一旦小樽築港駅前のホテルに荷物を預けた後、レンタカーを返す小樽駅近くに戻って着いた時には、既に疲れはピーク。あ〜…腹が減った!飯が今すぐ食いたい!しかし、ガイドブックに載っている店は一向に見つからない。
快速エアポートを待っていたら、たまたま来たキハ150系気動車
乗車した快速エアポート
仕方なく、小樽から小樽築港駅まで真っ暗ななか移動し、小樽築港駅前ウイングベイ小樽でかなり悩んだ末、釜焼き炒飯(そんな名前だったと思う)を食べる。時間が時間なので、腹の減りはピーク。すぐさま飯にかぶりついた。そして、そのままホテルに戻り就寝。翌朝、近くの露天風呂に入る。残念ながら温泉ではない。そして時間が思ったより早く過ぎていることに気付き、至急快速エアポートに乗車。
乗車した快速エアポート
飛行機に乗り遅れるのは話にならないので、札幌に立ち寄らないという作戦もあった。だが、そんなのは絶対やだ。せめて赤レンガ庁舎と時計台くらい見たい。しかし、札幌で降りたのはいいが、ここで弟が腹が痛いとか言い出す。親はこんな状態じゃ無理だと言う。だが、旅好きOBA3はそう簡単には引き下がらない。まずは、俺一人で行くと言う。子供だけではダメだと。バカにするな!これでも地図は一応持ってるんじゃ!それも旅好きがそう簡単に迷うか!だが、全然聞かないので、半ば強引に赤レンガ庁舎に行くよう説得。弟の腹が少しマシになったようので、意を決して赤レンガ庁舎に向かう。時間がないので、撮影だけだが。…確かに立派で、紛れも無くあの赤レンガ庁舎だ。だが…思いっきり逆光(怒)!かなり近くまで寄り、太陽がギリギリ入らない位置で、逆光モードで撮影。わりときれいに撮れた。だが…結果的にこの無理な行動が札幌簡易探訪の楽しさを奪ってしまった。話は少し戻る。赤レンガ庁舎が逆光で、撮影できないと分かった瞬間、撮影できる位置まで走り出した。その時、親は「先行ってるぞ」と言った。その時は時間が本当に全然なかったし、駅でのの話にも出ていなかった時計台には、当然行かないものだと思っていた。僕は駅に向かって走る。なんだかんだ言っても撮影に時間はさほどかからなかったので、すぐ追い付くと思っていた。しかし、一向に追い付かない。変だなと思った瞬間、携帯が鳴る。親から。まあ、普通に出ますわな。はじめの一言がこれ。「何やっとんねん!」いきなりこんなこと言われても状況など読めない。どういうことか聞くと、先に行くとは時計台のことだとのこと。…そういう事は先にはっきり言え!そのせいで家族の中で僕だけ時計台を訪れることはできず、絶望した気分で札幌駅に戻る。そこまでなら絶望だけで済むかもしれなかったが、はじめの電話もそうだが、すごい剣幕で怒られる。ていうか、何故僕が怒られてるんだ!?「先に行く」の前にはっきりと「時計台に」を付けなかったのはアンタじゃないか!この時、僕の怒りは頂点に達した。その後の快速エアポート車内では、必須会話というか簡単に言えば絶対話さなければいけないこと以外、親を完全無視。ちなみに、札幌で北斗星を運よく撮影。ただ、ホームに上がった瞬間、スーパーカムイが駅を後にし、予想しなかった事態に結局Sカムイは撮影失敗。話はエアポート車内に戻る。札幌を出たエアポートは、新札幌くらいまで札幌の町中を走り、そこを過ぎると、一気に田園と原野を足して2で割ったような風景が続く。千歳駅近くを除いてはずっとそんな景色。南千歳からは地下。ほどなくして新千歳空港に到着。そこでしばらくの搭乗手続きを終え、帰りの飛行機に搭乗。北海道を惜しみながら後にする。しばらくすると、眼下に函館らしき光が見える。思えば昨日丸1日かけて移動した距離を1時間かけずに移動してしまうのだから飛行機の速さをつくづく実感する。ただ、話が変わるが僕が飛行機や新幹線を好きでない理由は、その速さゆえ時間と距離がかみあわず、「本当に〇〇に来たの?」となってしまう。これでは旅の楽しさも減る。だから、時間はかかれどできれば遠くには普通列車で行きたいものだ。それに旅は、旅先だけではなくその道中も楽しめなければまたまただが楽しさは減ると思う。僕が夜行列車続々廃止のニュースで心を痛めているのは、ただ昔からある大切なものが失われる残念さもあるが、そういう理由もある。さて、話を戻す。やがて飛行機は一旦鳥取や岡山の上空を通過し、その後旋回して四国上空を通過し関空に降り立つ。時間が時間なので、はるかは既にない。
へとへとで乗車した関空快速
空港を後にし、暗闇の中の阪和線を関空・紀州路快速でひたすら北上。大阪に着くと、快速に乗り換え、ゆっくりではあるが南草津に戻る。疲れた…。
その後の僕は、しばらくホームシックならぬ北海道シックにかかってしまった。なんせ北海道は素晴らしい。下手に海外に行くより絶対いい。僕は北海道、とてもおすすめ!

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